日本大百科全書(ニッポニカ) 「広田」の意味・わかりやすい解説 広田ひろた 愛媛県中部、伊予郡にあった旧村名(広田村(むら))。現在は砥部町(とべちょう)の南部を占める一地域。2005年(平成17)砥部町と合併。旧村域は、四国山地に位置する肱(ひじ)川上流田渡(たど)川流域の純山村で、国道379号が通じる。近世は大洲(おおず)、新谷(にいや)両藩の分割統治を受けてきた。面積の90%が林地で、スギ、ヒノキの生産のほか、ブドウやクリの栽培が盛んである。上尾峠(うえびとうげ)一帯では砥部焼の原料となる陶石採掘が行われ、瀬戸、多治見(たじみ)などへも出荷されている。[横山昭市][参照項目] | 大洲藩 | 四国山地 | 砥部(町) | 砥部焼 | 新谷藩 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「広田」の意味・わかりやすい解説 広田ひろた 愛媛県中部,砥部町南部の旧村域。四国山地の北西部にある。 2005年砥部町と合体。林業のほかタバコ,クリを産する。特産は砥部焼の原料である陶石。権現山は山岳信仰の地。白糸の滝,長曾池などの景勝地がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報