縫う(読み)ヌウ

デジタル大辞泉 「縫う」の意味・読み・例文・類語

ぬ・う〔ぬふ〕【縫う】

[動ワ五(ハ四)]
糸を通した針を布地などの裏表に交互に刺して進める。また、そのようにして布地などをつなぎ合わせたり、衣服などを作ったりする。「裾のほつれを―・う」「カーテンを―・う」
(「繍う」とも書く)刺繍ししゅうをする。縫い取りをする。
「地獄絵を―・うたうちかけの裳を」〈芥川・きりしとほろ上人伝〉
傷口を針と糸でとじ合わせる。縫合する。「五針も―・う怪我けが
槍や矢などが刺し貫く。
「白犬が一頭、たかうすびょうの矢に腹を―・われて」〈芥川偸盗
事物や人々の狭い間を抜けて進む。「雑踏を―・って進む」「間隙を―・う」
[可能]ぬえる
[類語](1つづじるかがけるまつる仕付ける裁縫する縫製する縫い込む綴り合わせる綴じ合わせる綴じ付ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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