デジタル大辞泉 「罠」の意味・読み・例文・類語 わな【×罠/×羂/輪奈】 1 縄や竹などを輪の形にして、その中に入った鳥や獣を締めて生けどりにする仕掛け。転じて、網や落とし穴など、広く鳥獣を捕らえる仕掛けをいう。2 人をだまして陥れるための計略。「うまい話には―がある」3 (輪奈)ひもなどを輪状にしたもの。「―糸」「―織物」「―の頭を横さまに引き出す事は常の事なり」〈徒然・二〇八〉[類語]策略・計略・作戦・謀略・はかりごと・企み・画策・策動・術策・権謀・陰謀・謀計・奸策・詭計・深謀・遠謀・深慮・悪だくみ・機略 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「罠」の意味・わかりやすい解説 罠わなtrap 鳥獣や魚を捕獲するための仕掛け。罠を用いる猟法を罠猟という。餌で誘って籠や檻,落し穴に閉じ込めたり,また獣の通路に同様の仕掛けをしたり,針金や糸などのくくり罠やはさみ罠を仕掛けて捕獲するなどさまざまであるが,捕獲対象とする鳥獣の種類,いけどりにするかどうかによって,罠は選定される。現在,日本では罠猟は鳥獣保護および狩猟に関する法律によって規定され,罠を仕掛けて鳥類を捕獲することは禁止されており,獣類については甲種狩猟免許を受けることなど,各種の規制がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報