遠謀(読み)エンボウ

デジタル大辞泉 「遠謀」の意味・読み・例文・類語

えん‐ぼう〔ヱン‐〕【遠謀】

遠い将来まで見通したはかりごと。「遠謀深慮
[類語]陰謀策略計略作戦謀略はかりごと企み画策策動術策権謀謀計奸策詭計深謀深慮悪だくみわな機略

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遠謀」の意味・読み・例文・類語

えん‐ぼうヱン‥【遠謀】

  1. 〘 名詞 〙 遠い先のことまで考えに入れたはかりごと。将来の計。遠図(えんと)
    1. [初出の実例]「義包(よしかぬ)は〈略〉又遠謀(ヱンボウ)ある人といふべし」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)残)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐荘公一〇年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「遠謀」の読み・字形・画数・意味

【遠謀】えん(ゑん)ぼう

遠い将来の謀。〔左伝、荘十年〕高官)は鄙(いや)し。未だ謀する能はず。

字通「遠」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android