釜鳴屋平七(読み)かまなりや へいしち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「釜鳴屋平七」の解説

釜鳴屋平七 かまなりや-へいしち

1828-1863 幕末の一揆指導者
文政11年生まれ。伊豆(いず)熱海村(静岡県)の網主。鮪(まぐろ)網の権利の独占をはかる村役人に対し,網子の側にたち安政6年(1859)韮山(にらやま)代官所に直訴する。捕らえられて入牢ののち遠島に処され,八丈島へおくられる途中大島で文久3年11月4日死去した。36歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「釜鳴屋平七」の解説

釜鳴屋平七

没年:文久3.11.4(1863.12.14)
生年:文政11?(1828)
安政年間(1854~60)伊豆国(静岡県)熱海村に発生した漁場騒動の指導者。平七は網主でありながら網子と共に行動し,6年11月韮山代官所へ門訴。八丈島へ遠島途中の大島にて死去。熱海市和田浜南海浜公園に銅像が建てられている。

(保坂智)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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