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あぶってかも あぶってかも

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日本の郷土料理がわかる辞典の解説

あぶってかも


福岡の郷土料理で、塩漬けにしたすずめだいを丸のまま焼いたもの。頭から骨ごと食べる。明治後期、大量にとれたすずめだいの処分に困った漁師たちが、沖で塩をして持ち帰り、火にあぶって食べたのがはじまりといわれる。◇あぶってかむから、またあぶって食べると鴨の味がするからなど諸説ある。すずめだい自体も「あぶってかも」という。

出典|講談社
(C)Kodansha 2013.
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

あぶってかも
あぶってかも

福岡市の郷土料理。現在は旅館、料理屋でも出している。火鉢またはこんろに炭火をおこし、上に網を置き、まるまると太っている小魚を焼いてすぐ食べる。あぶって食べると鴨(かも)の味がするというので、この名がついた。この魚はスズメダイ科の小魚で、多くの種類があるが、大きさは12センチメートル内外、全身紫色を帯びた黒色である。異名が多く、和歌山県で「なべこさげ」「なべとり」、淡路島で「おせんころし」、神奈川県三崎では「ごんごろう」。晩春から初夏のころにとれる。[多田鉄之助]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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