コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

あぶってかも あぶってかも

日本の郷土料理がわかる辞典の解説

あぶってかも


福岡の郷土料理で、塩漬けにしたすずめだいを丸のまま焼いたもの。頭から骨ごと食べる。明治後期、大量にとれたすずめだいの処分に困った漁師たちが、沖で塩をして持ち帰り、火にあぶって食べたのがはじまりといわれる。◇あぶってかむから、またあぶって食べると鴨の味がするからなど諸説ある。すずめだい自体も「あぶってかも」という。

出典 講談社日本の郷土料理がわかる辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

あぶってかも
あぶってかも

福岡市の郷土料理。現在は旅館、料理屋でも出している。火鉢またはこんろに炭火をおこし、上に網を置き、まるまると太っている小魚を焼いてすぐ食べる。あぶって食べると鴨(かも)の味がするというので、この名がついた。この魚はスズメダイ科の小魚で、多くの種類があるが、大きさは12センチメートル内外、全身紫色を帯びた黒色である。異名が多く、和歌山県で「なべこさげ」「なべとり」、淡路島で「おせんころし」、神奈川県三崎では「ごんごろう」。晩春から初夏のころにとれる。[多田鉄之助]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

あぶってかもの関連キーワード多田鉄之助直火焼き雀鯛

今日のキーワード

OAR

2018年の平昌五輪に国家資格ではなく個人資格で参加したロシア国籍の選手のこと。「Olympic Athlete from Russia(ロシアからの五輪選手)」の略。14年ソチ五輪での組織的なドーピ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android