アルダブラ諸島(読み)アルダブラしょとう(英語表記)Aldabra Islands

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルダブラ諸島」の意味・わかりやすい解説

アルダブラ諸島
アルダブラしょとう
Aldabra Islands

インド洋西部,セーシェルを構成する環礁の一つ。主島のマーエ島西南西約 1200kmに位置。長さ 33.6km,幅 12.8kmの細長い島で,中央に浅いが大きい礁湖があり,水路に隔てられて4島に分かれる。 1810年からイギリス領で,1965年にアメリカと共同の防衛設備を建設。 1976年のセーシェル独立に際し,デローシュ島,ファークワー諸島とともにセーシェル領となった。ガラパゴス諸島のガラパゴスゾウガメと並ぶ世界最大のアルダブラゾウガメの生息地として有名で,その数は 15万匹に及ぶ。絶滅のおそれのあるタイマイアオウミガメの産卵地でもある。 1965年ゾウガメをはじめとして南島に生息する生物の自然保護区が設定された。豊富な種類の海鳥も営巣し,グンカンドリや飛べない鳥ノドジロクイナなどが生息する。 1982年世界遺産の自然遺産に登録。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルダブラ諸島」の意味・わかりやすい解説

アルダブラ諸島
あるだぶらしょとう
Aldabra Islands

インド洋西部にあるセイシェル共和国の諸島。南緯9度25分、東経46度20分に位置する。1965年チャゴス島、ファーカール島、デスロッチェス島とともにイギリス領インド洋植民地となり、1976年6月のセイシェルの独立とともに、セイシェルに返還された。アサンプション島、アストーブ島、コスモレド島が含まれる。ウミガメの生息地であり、主要産品はコプラ

[林 晃史]

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