アルビジョワ派(その他表記)Albigeois

山川 世界史小辞典 改訂新版 「アルビジョワ派」の解説

アルビジョワ派(アルビジョワは)
Albigeois

ワルド派とともに,12~13世紀南フランスにおける二大異端の一つ。アルビトゥールーズが中心。マニ教の流れを汲み,善(神,霊魂),悪(悪魔,肉体)の2原理,2創造主の存在を信じ,不殺生菜食主義私有財産・結婚の否定など戒律厳格トゥールーズ伯をはじめ南フランス諸侯が支持。教皇インノケンティウス3世要請によるアルビジョワ十字軍(1209~29年)に敗れ,南フランスの王領化が促進された。

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旺文社世界史事典 三訂版 「アルビジョワ派」の解説

アルビジョワ派
アルビジョワは
Albigeois

12〜13世紀ごろ,南フランスに広がったキリスト教の異端
マニ教の流れをくむカタリ派一派が,トゥールーズ・アルビの両市を中心に広がり,カトリック教会対立。肉体と俗世の克服のため純潔の保持,断食・肉食巡礼などの否定を強調し,トゥールーズ伯の支持も受けた。フィリップ2世が武力鎮圧を決意し,1181年からアルビジョワ十字軍をおこした。ついでインノケンティウス3世が第2次(1209〜14),ルイ8世・ルイ9世が第3次(1226〜29)の討伐を行い,ついに南フランスはカペー朝の勢力下におかれた。

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