アーウィック(英語表記)Urwick, Lyndall Fownes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アーウィック」の意味・わかりやすい解説

アーウィック
Urwick, Lyndall Fownes

[生]1891.3.3.
[没]1983.12.5.
E.F.L.ブレックとともに現代イギリスを代表する経営研究家,経営教育者。 1913年オックスフォード大学のニューカレッジ卒業。その後各種企業,団体役員などをつとめ,28~33年ジュネーブの国際経営者協会役員。 32~35年科学的管理国際委員会事務局長。 40~42年イギリス大蔵省コンサルタント。 46年経営者教育委員会委員長。 47~52年イギリス経営者協会副会長。 52年アメリカ経営者協会 AMAの経営者教育委員会委員長。 56年コロンボ計画顧問。 60~61年経営コンサルタント協会ヨーロッパ連盟会長。また 34年以来 Urwick,Orr and Partners Ltd.の会長。彼は H.フェイヨール,R.C.デービス,W.H.ニューマンらとともに管理論における Universalist管理過程学派に属した。主著『経営の法則』 The Elements of Administration (1943) ,『現代の経営者哲学』 The Pattern of Management (56) ,『現代のリーダーシップ』 Leadership in the Twentieth Century (57) など。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アーウィック」の意味・わかりやすい解説

アーウィック
あーうぃっく
Lyndall Fownes Urwick
(1891―1983)

イギリスの代表的経営学者。1913年オックスフォード大学卒業。各種の企業や団体の役員を務めたのち、1932~1935年国際経営会議(CIOS事務総長、1940~1942年大蔵省コンサルタント、1947~1952年イギリス経営管理協会副会長、1956年コロンボ計画顧問、1960~1961年経営コンサルタント協会欧州連盟会長などを歴任した。晩年オーストラリアに居住し、著述コンサルティングの活動を続けていた。彼の経営学は、基本的には伝統的過程論ないし普遍学派にたつ管理論であるが、哲学と技術との結合を強調する点に特性がある。

[森本三男]

『L・F・アーウィック著、藤芳誠一・星野清訳『現代のリーダーシップ』(1961・経林書房)』

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