20世紀西洋人名事典 「アールウォーレン」の解説
アール ウォーレン
Earl Warren
1914.7.1 - 1994.6.4
米国のジャズ奏者。
オハイオ州スプリングフィールド生まれ。
本名Earl Ronald Warren。
生地で活躍していたが、マリオン・シアーズに認められクリーブランドに移って活動、’37年からアルト奏者兼ボーカリストとしてカウント・ベイシー楽団に参加した。全盛時の音楽監督として活動し、’45年には独立してコンボを結成した。’54年にはエディー・ヘイウッドの音楽監督にもなった。’59年、’61年にはバック・クレイトンと組み渡欧し、’70年以降はめだった活動はしていない。
アール ウォーレン
Earl Warren
1891.3.19 - 1974.7.9
米国の裁判官,弁護士,検事。
元・米国連邦最高裁判所長官。
ロサンゼルス生まれ。
大学卒業後、1939年〜43年はカリフォルニア州司法長官、’43年〜53年は知事を歴任、’53年〜69年には最高裁長官を務めた。教育における人種差別を憲法違反とする判決や、人権保障の強化、公務員に対する批判の自由化など、政治や社会に大きな影響を与え、この時期の最高裁をウォーレン・コートとよぶことがある。ケネディ暗殺の調査も手がけ、リベラルな司法積極主義を貫いた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報