デジタル大辞泉
「イビサ島」の意味・読み・例文・類語
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イビサ島
イビサとう
Ibiza
スペイン東方,地中海に浮かぶバレアレス諸島の島。スペインのバレアレス自治州,バレアレス県に属する。主島マヨルカ島の南西 80km,スペイン本土から約 90kmに位置。島の南にはフォルメンテラ島があり,イビサ島とともにバレアレス諸島の西グループを形成する。北東-南西の最長部 40km,南北 20km。最高点は標高 339m。主産物はオリーブ油,トウモロコシ,果実 (イチジク,アーモンドなど) ,塩で,そのほかアサ (麻) も栽培される。南東海岸に面した中心集落のイビサは要塞をもった良港で,果実,塩,木炭,鉛,ストッキングを輸出し,米,小麦粉,砂糖,羊毛,綿製品を輸入する。フェニキア,カルタゴ時代の遺跡が残り,要塞,沿岸の地中海性植物相とともに,1999年世界遺産の文化,自然の複合遺産に登録された。面積 572km2。人口6万 937 (1981) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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イビサ島
いびさとう
Ibiza
地中海西部、スペイン領バレアレス諸島の一島。カルタゴ古名イボシムIbosim。面積572平方キロメートル、人口8万8076(2001)。アーモンド、柑橘(かんきつ)類などの農業のほか、伝統的製塩が南部で行われ輸出されている。松の多い美しい島で、中心都市イビサには教会や古城があり、ローマ、フェニキア、カルタゴなどの遺跡も多く観光客や芸術家がよく訪れる。
[田辺 裕・滝沢由美子]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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