イメージスキャナー(読み)いめーじすきゃなー(英語表記)image scanner

日本大百科全書(ニッポニカ) 「イメージスキャナー」の意味・わかりやすい解説

イメージスキャナー
いめーじすきゃなー
image scanner

図版文書、写真を通信、記録、加工などのために画像原稿として読み取り、デジタルデータに変換するための装置。単にスキャナーともいう。取り込んだデータは画像ファイルとして修正や加工が可能となり、また、OCRソフトと組み合わせることで、光学的に読み取った文字情報を編集可能なテキストデータに変換することもできる。

 平面のガラス越しにセンサーを移動させて原稿を読み取る、コピー機の上部のような形態のフラットベッド型がもっとも多く使われている。そのほかにも、手で持ち原稿の読み取らせたい部分の上をなぞるハンディ型、原稿を筒状ドラムに装着して回転させながら読み取る高精度のドラム型、ポジネガなどの写真フィルム専用スキャナーや動画用フィルムを連続スキャンする動画フィルム用スキャナー、ページめくりを自動化した書籍取り込み用のブックスキャナーなどがある。また、プリンターファクス、コピー機などの機能をまとめた複合機の一つの機能として提供される製品も一般向けには増えてきた。その場合はフラットベッド型になる。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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