フランスの医学者。アルジェリアの生まれ。ルーおよびメチニコフに師事、1895年パリで病理学内科学教授に就任、腎(じん)病理学のパイオニアとして知られる。1896年、腸チフス患者血清がチフス菌を特異的に凝集する現象が腸チフスの診断に応用できることを発表した。これはウィダール反応とよばれている。日本では、チフス菌、パラチフスA菌、パラチフスB菌の3種の抗原を用いて、患者血清との間に定量凝集反応を行って、凝集価の高いものをもって病名決定の補助としている。フランス科学アカデミー、フランス医学アカデミーの会員であった。
[藤野恒三郎]
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