ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウォッツ」の意味・わかりやすい解説
ウォッツ
Watts, George Frederick
[没]1904.7.1. コンプトン
イギリスの画家,彫刻家。 1835~37年ロイヤル・アカデミーで学び,彫刻家の W.ベーネスに師事。 42年議事堂装飾のコンクールで1位となり,翌年から4年間イタリアに遊学,主としてフィレンツェに滞在して肖像画を研究。帰国後,上院やリンカーン・インに象徴的,寓意的な主題の壁画を制作 (1848~53) 。当代の名士の肖像約 300点を描いた。彫刻作品にはブロンズの騎馬像,肖像彫刻が多い。 1902年にメリット勲章を授与された。主要作品『マニング枢機卿像』 (82,ロンドン国立肖像画美術館) 。
ウォッツ
Watts, Isaac
[没]1748.11.25. ロンドン
イギリスの賛美歌作者,非国教徒神学者。『子供のための賛美歌集』 Divine Songs for Children (1715) は,最初の子供のための詩集として長く親しまれた。ほかに『詩篇選集』 Selection from Psalms of David (19) や,神学論文多数。
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