病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 の解説
エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物製剤
エストラサイト(日本新薬)
アルキル化剤とホルモン剤の合剤で、前立腺ガンの治療に用いられる薬です。ほかの療法で効果がみられないものにも有効とされる抗ガン剤です。
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②血栓塞栓症、心筋梗塞、狭心症の悪化、心不全、血管浮腫(呼吸困難を伴う顔面、舌、声門、喉頭の腫れ)、胸水、肝機能障害、
①カプセル剤で、1日2回服用します。服用するときは医師・薬剤師の指示をきちんと守り、かってに中止したり、増量・減量しないでください。
②過去にエストラジオールやナイトロジェンマスタードで重い過敏症状をおこしたことのある人は使用できません。
③血栓性静脈炎、脳血栓、肺塞栓症などの血栓塞栓性障害、虚血などの冠血管疾患のある人または既往歴のある人、重い肝障害や血液障害、消化性潰瘍のある人には使用できません。
また、腎障害、心臓病、てんかん、糖尿病、血液障害などがある人、高齢者などは、重い副作用が現れることがあるので、使用にあたっては注意が必要です。
④副作用の出現を早期に発見するため、血液検査、肝機能検査、腎機能検査などを頻繁に行う必要があります。医師から指示された検査は、必ず受けてください。
ACE阻害剤、カルシウム製剤、牛乳、乳製品、カルシウムを多く含む食物などとともに服用するときは、医師に相談してください。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報