エピメテウス(読み)えぴめてうす

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エピメテウス」の意味・わかりやすい解説

エピメテウス
Epimetheus

ギリシア神話の神。ティタンイアペトスオケアノスの娘クリュメネまたはアシアの間に生れた息子たちの一人。知恵者の兄弟プロメテウスと対照的に愚か者だった彼は,プロメテウスの注意を無視して,ゼウス人類の不幸のために彼のもとに送ってよこしたパンドラを妻にもらい受けてしまった。その結果人間は,パンドラがかめのふたを取り世界中にまき散らしてしまった,あらゆる種類の災いに絶えず苦しみながら生きなければならなくなった。彼とパンドラとの間に生れた娘ピュラは,プロメテウスの息子デウカリオンと結婚し,現在の人類の祖先になった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「エピメテウス」の意味・わかりやすい解説

エピメテウス
えぴめてうす

パンドラ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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