ディジタル電子回路で,ある符号系列の信号を他の符号系列の信号にする変換器で,符号器もしくはコーダーともいう。複数個の入力端子と複数個の出力端子をもち,ある1個の入力端子に“1”の信号が加えられると,その入力端子に対応する出力端子の組合せのおのおのに“1”の信号が現れる。
図は0~9の十進符号信号を二進符号信号に変換するエンコーダーの例を示す。0~9の数を表す10個の入力端子があり,そのうちの1個に例えば5を示す入力端子にだけ“1”を印加すると,5=22+20=4+1で22と20を示す二つの出力端子に“1”出力を発生する。7を入力すれば22と21と20の3ヵ所に出力が出る。
ダイオードマトリックスゲートや論理回路の組合せで構成され,代表的な機能をもつものは集積回路化されている。PCM通信においてはアナログ-ディジタル変換器をコーダーと呼んでいる。
執筆者:川又 晃
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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