ディジタル電子回路で,ある符号系列の信号を他の符号系列の信号にする変換器で,符号器もしくはコーダーともいう。複数個の入力端子と複数個の出力端子をもち,ある1個の入力端子に“1”の信号が加えられると,その入力端子に対応する出力端子の組合せのおのおのに“1”の信号が現れる。
図は0~9の十進符号信号を二進符号信号に変換するエンコーダーの例を示す。0~9の数を表す10個の入力端子があり,そのうちの1個に例えば5を示す入力端子にだけ“1”を印加すると,5=22+20=4+1で22と20を示す二つの出力端子に“1”出力を発生する。7を入力すれば22と21と20の3ヵ所に出力が出る。
ダイオードマトリックスゲートや論理回路の組合せで構成され,代表的な機能をもつものは集積回路化されている。PCM通信においてはアナログ-ディジタル変換器をコーダーと呼んでいる。
執筆者:川又 晃
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本」パソコンで困ったときに開く本について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加