エンタープライズ

デジタル大辞泉 「エンタープライズ」の意味・読み・例文・類語

エンタープライズ(enterprise)

企業会社

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精選版 日本国語大辞典 「エンタープライズ」の意味・読み・例文・類語

エンタープライズ

  1. ( [英語] enterprise ) 企業。企画

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デジタル大辞泉プラス 「エンタープライズ」の解説

エンタープライズ〔航空母艦〕

①《Enterpriseアメリカ海軍の航空母艦。ヨークタウン級航空母艦。1938年5月就役。ミッドウェー海戦南太平洋海戦レイテ沖海戦などに参加。硫黄島戦・沖縄戦を支援。1945年5月、日本の特攻機突入により損傷、修理のためアメリカに戻り終戦を迎える。戦後は復員兵輸送に従事。1947年除籍。愛称「ビッグE」。
②《Enterprise》アメリカ海軍の航空母艦。世界初の原子力空母として1958年に起工。1961年11月就役。キューバ危機における海上封鎖作戦、ベトナム戦争イラク戦争などに参加。ベトナム戦争中の1968年、日本の長崎県佐世保に寄港した際には、反戦・反核活動家らによる大規模な寄港反対運動が起こり、機動隊も出動する事態となった。2012年退役。愛称も①と同じ「ビッグE」。

エンタープライズ〔スペースシャトル〕

米国航空宇宙局(NASA)の有人宇宙輸送機、スペースシャトル機体のひとつ。NASA型名:OV-101。スペースシャトルのオービタ(宇宙船本体部分)の試作1号機。滑空用の試験機で、実際の宇宙飛行は行なっていない。1976年命名。アメリカのSFテレビドラマシリーズ「スタートレック」に登場する宇宙船の名称にちなむ。初飛行は1977年。

エンタープライズ〔スタートレック〕

アメリカのSFテレビドラマ・映画シリーズ「スタートレック」に登場する恒星間宇宙船。シリーズの主役艦。メイン船体である円盤状の部分と紡錘状の機関部、2本の円筒状の推進部から成る。規模や性能が違う各クラスのエンタープライズ号がテレビシリーズや劇場版などで登場する。

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百科事典マイペディア 「エンタープライズ」の意味・わかりやすい解説

エンタープライズ

米海軍の攻撃型原子力航空母艦。1960年進水,世界最初の原子力空母で軍艦としても世界最大。排水量は基準7万5700トン,満載8万5350トン,機関は加圧水型原子炉8基,4軸20万馬力以上,速度最高35ノット,巡航20ノット。約5年間燃料補給を必要としない。戦闘爆撃機など70〜100機を積載,乗員は航空要員を含め5000人以上。第七艦隊に所属しベトナム戦争にも参加。1968年日本寄港(佐世保)時には,流血をともなう寄港反対運動があった。

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世界大百科事典(旧版)内のエンタープライズの言及

【原子力船】より

… またアメリカ海軍は巨大空母を中心とする機動部隊を保有しているが,これを原子力艦で編成することにより,給油の必要がないのでその機動性が著しく高められることになった。アメリカ海軍は1961年原子力空母エンタープライズ,原子力巡洋艦ロングビーチを就役させ,82年までに原子力空母4隻,原子力巡洋艦9隻を確保し優勢な原子力機動部隊2個隊を整備した。ソ連海軍は81年原子力巡洋艦キーロフを就役させた。…

【航空母艦】より

…かくしてアメリカ海軍は1955年に,戦後の計画としては初めての超大型空母フォレスタルForrestal(約6万トン)を完成させた。この在来型推進方式の空母に加えて,61年にアメリカ海軍は世界最初の原子力推進空母エンタープライズEnterprise(約7万6000トン)を完成し,60年代におけるアメリカの戦略構想の一つとして,これらの強力な空母群を北大西洋,地中海および西太平洋に展開する計画をたてた。エンタープライズの能力は,速力35ノット,搭載機約95機,乗員数約5500名であり,航空機の種類としてはグラマンF14迎撃戦闘機,ボートA7艦上攻撃機,グラマンE2早期警戒機など多種にわたるものである。…

※「エンタープライズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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