日本大百科全書(ニッポニカ) 「オルス」の意味・わかりやすい解説 オルスおるすEugenio d'Ors(1882―1954) スペインの哲学者、美術評論家。オルテガ・イ・ガセー、マラニョンなどとともに、いわゆるノベセンティスモ(1912年の世代)を代表し、古典主義、貴族主義的な傾向を示す。作品には初めカタルーニャ語で書かれ、のちにカスティーリャ語で続けられた『語録』(1906~1935)や『哲学の秘密』(1947)、また『プラド美術館の三時間』(1923)、『バロック論』(1936)などの美術評論がある。[佐々木孝 2015年11月17日]『神吉敬三訳『バロック論』(1970/新装版・1991・美術出版社)』[参照項目] | オルテガ・イ・ガセー | マラニョン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例