ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カミルス」の意味・わかりやすい解説
カミルス
Camillus, Marcus Furius
[没]前365
古代ローマの軍人,政治家。前 387年のガリア人侵入後,「ローマの救済者で,第2の建設者」と呼ばれた。エトルリアのウェイーの攻略で最初の偉功を立てた。その後,伝承によると戦利品を私して追放され,アルデアに逃げたが,ガリア人がローマを攻撃したとき,その地で独裁官に任命され,兵を募ってガリア人を撃退,ローマ人がガリア人に与えた償金を奪い返した。プレプス (平民) の最高政務官職の要求を支持し,前 367年リキニウス・セクスチウス法案審議には賛成し,ガリア人攻撃後のローマの再建に尽力した。
カミルス[レリス]
Camillus of Lellis
[没]1614.7.14. ローマ
カミロ会の創設者,聖人。病者の看護に献身,病者の心身両面の必要を満たす新しい奉仕法を実践した。祝日は7月 14日。
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