共同通信ニュース用語解説 「カメノコハムシ」の解説
カメノコハムシ
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昆虫綱甲虫目ハムシ科カメノコハムシ亜科に属する昆虫。日本各地のほかアジア、ヨーロッパに広く分布する。体長約7ミリメートル。亀の甲形の甲虫で白色ないし黄白色、背面に小さい黒点を散らし、前胸と上ばねの両側は平たく広がる。幼虫は平たくて外縁に棘(とげ)があり、糞(ふん)を背中にのせる習性がある。
カメノコハムシ亜科Cassidinaeの甲虫の英名は、tortoise beetlesで世界に3000種以上が知られ、とくに熱帯域には10ミリメートル以上の美麗な種があり、ナンベイオオカメノコハムシPolychalca variolosaのようにブローチなどの装飾品にされるものもある。いずれも亀の甲状で楕円(だえん)形ないし円形、成・幼虫ともアカザ、テンサイなどの葉を食べる。日本産は約30種、生時金色に光るジンガサハムシAspidomorpha difformisなどがある。
[中根猛彦]
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