ギトリー

百科事典マイペディア 「ギトリー」の意味・わかりやすい解説

ギトリー[父子]【ギトリー】

フランス俳優父子。父リュシアンLucian Guitry〔1860-1925〕はコクラン以後の名優とうたわれた。息子のサッシャSacha Guitry〔1885-1957〕は俳優,劇作家。多芸多才で,ブールバール劇の代表的作家一人。《夢をみよう》(1912年)などが知られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ギトリー」の意味・わかりやすい解説

ギトリー
Guitry, Sacha

[生]1885.2.21. ペテルブルグ
[没]1957.7.24. パリ
フランスの俳優,劇作家。俳優 L.ギトリーの子。父が支配人をしていたペテルブルグやパリの劇場に出演するとともに,約 120編の戯曲を書き,妻の I.プランタン自作共演。しゃれと機知に富む喜劇作品によって商業演劇界に君臨し,また映画も制作した。代表作は『ノノ』 Nono (1905) ,『夜回り』 Le Veilleur de nuit (11) など。

ギトリー
Guitry, Lucien Germain

[生]1860.12.13. パリ
[没]1925.6.1. パリ
フランスの俳優。オデオン座,ルネサンス座,コメディー・フランセーズ座などで,S.ベルナールや G.レジャーヌの相手役として,写実的,内面的な演技を見せた。またルネサンス座の支配人として,多くのリアリズム劇を上演。息子の劇作家 S.ギトリーの作品にも多く出演した。

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