ギャラップ(読み)ぎゃらっぷ(英語表記)George Horace Gallup

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ギャラップ」の意味・わかりやすい解説

ギャラップ
ぎゃらっぷ
George Horace Gallup
(1901―1984)

アメリカ世論調査家。1936年の大統領選挙ルーズベルト当選を予想し、一躍有名になった。アメリカ世論調査所(1935設立)を通じ、半世紀にわたり、社会政治経済動向を科学的なサンプリング法によって描出した。今日では世論調査は、政治家の選挙戦略から企業製品開発まで広く利用されているが、その先駆的な役割を果たし、世界に普及させた功績は大きい。

[小松原久夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ギャラップ」の意味・わかりやすい解説

ギャラップ
Gallup, George Horace

[生]1901.11.18. アイオワジェファーソン
[没]1984.7.27. スイス,チンゲル
アメリカの心理学者,世論統計家。アイオワ州立大学卒業。コロンビア大学をはじめ,各地の大学でジャーナリズムを講義していたが,1932年ニューヨークの広告会社の依頼で世論調査を開始,35年アメリカ世論研究所を創設。同研究所の調査結果は「ギャラップ調査」と呼ばれ,特に大統領選挙の結果予測で有名。

ギャラップ
Gallup

アメリカ合衆国,ニューメキシコ州北西部の都市。 1880年西部方面への駅馬車宿駅として発足,95年に石炭が発見されて発展。現在は鉄鉱石,石油の産地で,ウシ,羊毛,皮革などの集散地。インディアンの保護事務管理局がある。人口1万 9154 (1990) 。

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