クルヌール(読み)くるぬーる(英語表記)Kurnool

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルヌール」の意味・わかりやすい解説

クルヌール
Kurnool

インド南東部,アンドラプラデーシュ州南西部の都市。ハイデラバード南南西約 175km,クリシュナ川支流のトゥンガバドラ川とヒンドリ川の合流点に位置。 18世紀には小藩王国の首都で,1838年イギリス支配下となった。独立後,1956年の州再編に伴うハイデラバードへの州都移転まで,アンドラプラデーシュの州都であった。商業中心地で,付近で産する綿花,搾油用種子,タバコの加工が盛ん。特に搾油工場が多い。アンドラ大学の科学,医学カレッジがある。人口 23万 6313 (1991) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「クルヌール」の意味・わかりやすい解説

クルヌール
くるぬーる
Kurnool

インド南東部、アンドラ・プラデシュ州にある都市。人口26万7739、周辺部を含む人口32万0619(2001)。クリシュナ川の支流ツンガバドラ川の下流にある古い町で、ビジャヤナガル王国時代の城塞(じょうさい)も残る。1956年以前には旧アンドラ州の州都でもあった。周辺には農業地帯が広がり、綿、菜種、タバコ、ラッカセイの取引および加工業の中心地となっている。灌漑(かんがい)事業の進展とともにこの町の重要性が増しつつある。

[貞方 昇]

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