デジタル大辞泉 「クルヌール」の意味・読み・例文・類語 クルヌール(Kurnool) インド南東部、アンドラプラデシュ州の都市。デカン高原を流れるクリシュナ川の支流ツンガバドラ川とヒンドリ川の合流点に位置する。ビジャヤナガル王国、ムガル帝国の支配ののち、クルヌール藩王国の都になった。周辺では落花生、米、綿花を産し、油脂などの食品加工業や綿工業が盛ん。カルヌール。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「クルヌール」の意味・わかりやすい解説 クルヌールKurnoor インド中部,アーンドラ・プラデーシュ州南西部の都市。人口26万7739(2001)。標高300m前後のデカン高原上にあり,トゥンガバドラー川に面する。18~19世紀にムガル帝国の南インドにおける根拠地として栄えた。独立後1953-56年の旧アーンドラ州時代には州都となった。付近はラッカセイの産地でそれを原料とする製油工場が多く,そのほか米,綿花,木材を集散する。1949年に近くに多目的ダムが完成し綿工業が立地する。執筆者:応地 利明 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルヌール」の意味・わかりやすい解説 クルヌールKurnool インド南東部,アンドラプラデーシュ州南西部の都市。ハイデラバード南南西約 175km,クリシュナ川支流のトゥンガバドラ川とヒンドリ川の合流点に位置。 18世紀には小藩王国の首都で,1838年イギリス支配下となった。独立後,1956年の州再編に伴うハイデラバードへの州都移転まで,アンドラプラデーシュの州都であった。商業中心地で,付近で産する綿花,搾油用種子,タバコの加工が盛ん。特に搾油工場が多い。アンドラ大学の科学,医学のカレッジがある。人口 23万 6313 (1991) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「クルヌール」の意味・わかりやすい解説 クルヌールくるぬーるKurnool インド南東部、アンドラ・プラデシュ州にある都市。人口26万7739、周辺部を含む人口32万0619(2001)。クリシュナ川の支流ツンガバドラ川の下流にある古い町で、ビジャヤナガル王国時代の城塞(じょうさい)も残る。1956年以前には旧アンドラ州の州都でもあった。周辺には農業地帯が広がり、綿、菜種、タバコ、ラッカセイの取引および加工業の中心地となっている。灌漑(かんがい)事業の進展とともにこの町の重要性が増しつつある。[貞方 昇] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by