1999年に登録、2004年に登録内容が変更された世界遺産(自然遺産)で、コスタリカ北西部のグアナカステ県とアラフエフ県にまたる海陸の自然保全地域である。陸域1040km2、海域430km2からなる。この一帯は絶滅危惧種や珍種の動植物の宝庫で、海域にはサンゴの群落やウミガメの産卵地などがある。ここは生物学・生態学においても、太平洋熱帯乾燥林の進化と、その環境の推移の過程の研究・観察などで、たいへん貴重な場所になっている。2004年に陸域のサンタ・エレナ保護区(158km2)が追加され、登録範囲が拡大された。◇英名はArea de Conservación Guanacaste