ぐしゃり(読み)グシャリ

デジタル大辞泉 「ぐしゃり」の意味・読み・例文・類語

ぐしゃり

[副]物がつぶれるさま。「豆腐ぐしゃりとつぶれる」
[類語]ぐしゃっとぐちゃりぐちゃぐちゃぺちゃんこぺしゃんこぐしゃぐしゃぺらぺら薄っぺら平たい平べったいぺったんこぺたんこ潰す押し潰す踏み潰す叩き潰すひねり潰す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぐしゃり」の意味・読み・例文・類語

ぐしゃり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 湿った柔らかいものがつぶれるさまを表わす語。また、湿った柔らかいものに触った感じにもいう。びしゃり。
    1. [初出の実例]「羊羹を一と切とって口へ入、ぐしゃりと噛むと」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)初)
  3. 気性などがはっきりしないさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「気だて、ぐしゃりとして、さえきらず」(出典:評判記・満散利久佐(1656)野風)
  4. ぐったりしおれたさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「そこにぐしゃりとなって坐ってゐる周三の前に、立て膝で坐りながら」(出典:天国の記録(1930)〈下村千秋〉五)

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