押潰す(読み)オシツブス

デジタル大辞泉 「押潰す」の意味・読み・例文・類語

おし‐つぶ・す【押(し)潰す】

[動サ五(四)]
力を加えて、形を崩す。「空き缶を―・す」
権力を振るって、やめさせる。「改革案を―・す」
[類語](1潰す踏み潰す叩き潰すひねり潰すぺしゃんこぺちゃんこぐしゃっとぐしゃりぐちゃりぐちゃぐちゃぐしゃぐしゃぺらぺら薄っぺら平たい平べったいぺったんこぺたんこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「押潰す」の意味・読み・例文・類語

おし‐つぶ・す【押潰】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. おしてつぶす。おしひしぐ。力を入れてくずす。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「右の手で圧(オ)し潰(ツブ)す様に握って」(出典虞美人草(1907)〈夏目漱石〉四)
  3. 強制的に契約などを破棄させる。
    1. [初出の実例]「此年御上意より地下へ三年さきはをしつふし、其の以後をは本なしと御ふれ候」(出典:勝山記‐大永八年(1528))
  4. ( 「おし」は接頭語 ) 現われないようにむりに抑える。
    1. [初出の実例]「それを胸の中で圧潰(オシツブ)して了って考へぬ様にした」(出典:病院の窓(1908)〈石川啄木〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android