グムンデン(その他表記)Gmunden

デジタル大辞泉 「グムンデン」の意味・読み・例文・類語

グムンデン(Gmunden)

オーストリア中部、ザルツカンマーグート地方の町。トラウン湖北端に面する観光保養地陶器(グムンデン焼)の産地として知られる。同国最大の陶器メーカー、グムンドナーケラミック社の工場や10世紀創建のオルト城などがある。

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改訂新版 世界大百科事典 「グムンデン」の意味・わかりやすい解説

グムンデン
Gmunden

オーストリア東部のオーバーエスタライヒ州南西部,トゥラウン湖畔の保養地(塩泉),避暑地。標高440m,人口1万3200(2003)。古来ザルツカンマーグート(〈塩の天領〉の意)の岩塩がトゥラウン川経由で運ばれ,塩取引の市場,貨物集散地として栄えた。領邦君主ハプスブルク家は13世紀末以来ここに税関置き,1400年ごろ直轄都市に指定。1850年代以降,鉄道の開通水運の利を失い経済的地位を低めたが,ひなびた観光地として蘇生している。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グムンデン」の意味・わかりやすい解説

グムンデン
Gmunden

オーストリア北西部,オーバーエスターライヒ州の都市。ダハシュタイン山地から流れ出るトラウン川が形成する氷河湖トラウン湖の湖尻に位置する。ケルト人,ローマ人の植民地に始り,12世紀に囲壁ができ,13世紀に都市権を得た。 18世紀末まで岩塩産地ザルツカンマーグートの塩取引の中心地の一つであったが,19世紀中頃から夏の観光・保養地として発展した。醸造,陶磁器製造,繊維木工などの工業立地。人口1万 3252 (1991推計) 。

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