グントゥール(その他表記)Guntur

改訂新版 世界大百科事典 「グントゥール」の意味・わかりやすい解説

グントゥール
Guntur

インド中部,アーンドラ・プラデーシュ州東部,クリシュナー川デルタ上の都市。人口51万4707(2001)。周辺は米,タバコ,モロコシ,ラッカセイを産し,とりわけバージニア種タバコの世界的な産地である。西南西約19kmの丘陵上には12世紀の城塞遺跡が残るが,現在の町は18世紀中期にフランス人により建設されたのに始まる。農産物集散とともに,綿織物製油製紙セメントなどの軽工業が立地する。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グントゥール」の意味・わかりやすい解説

グントゥール
Guntūr

インド南東部,アンドラプラデーシュ州中東部の都市。グントゥール県の行政庁所在地。ビジャヤワーダ南西約 32km,クリシュナ川の沖積平野位置。 18世紀にここに進出したフランスによって建設され,商業中心地として発展。 1788年イギリスに占領され,1823年に正式に割譲された。ジュート,タバコ,米などの集散のほか,綿工業,たばこ製造,精米搾油など農産物加工が盛ん。人口 47万 1020 (1991) 。

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百科事典マイペディア 「グントゥール」の意味・わかりやすい解説

グントゥール

インド南東部,アーンドラ・プラデーシュ州クリシュナー川三角州の西部に位置する都市。鉄道要地で,綿花,タバコの集散地。18世紀にフランス人が創設。67万人(2011)。

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