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ロシア連邦中部、ケメロボ州の州都。トミ川の両岸にわたり、支流イスキチム川が合流する地点に位置する河港都市である。人口49万6300(1999)。クズバス炭田の主要な工業都市で、付近で一般燃料炭と強粘結炭が採掘される。化学(コークス、窒素肥料、プラスチック、アニリン染料、カプロラクタム)、機械製造(化学機器、建設機、モーター、電機)、建設資材、軽工業、食料品工業が盛ん。単科諸大学、劇場、博物館があって文化の中心地でもある。1720年にトミ川左岸に集落ができ、翌年対岸にクズバス最初の石炭が発見された。1863年に右岸にも集落ができ、68年から小規模な採炭が始められた。1918年、左岸のシチェグロボ村に右岸のケメロボ村を合併してシチェグロフスク市となり、32年にケメロボ市と改称。ウラル‐クズバス・コンビナートの建設によって急速に発達した。
[三上正利]
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