日本大百科全書(ニッポニカ) 「ケルチ半島」の意味・わかりやすい解説 ケルチ半島けるちはんとうКерченский Полуостров/Kerchenskiy Poluostrov ウクライナのクリミア半島から東に向けて延びる半島。南は黒海、北はアゾフ海に接し、東はケルチ海峡を隔ててタマン半島と相対する。ケルチ半島には高山はなく、北東部の丘陵地帯(最高1900メートル)を除くと大部分は平地である。おもな産業は小麦、トウモロコシ、大豆、ブドウなどの栽培と鉄鉱石の採鉱である。鉱石はケルチ港より海路でマリウポリの製錬所まで輸送される。ケルチ港は冬季2か月は結氷し、港としての機能が止まる。[村田 護][参照項目] | クリミア半島 | ケルチ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケルチ半島」の意味・わかりやすい解説 ケルチ半島ケルチはんとうKerchensky poluostrov ウクライナ南部,クリミア半島(クルイム半島)東部から突出し,アゾフ海と黒海をへだてる半島。北東部は丘陵 (最高点 190m) ,南西部は平地をなしている。地表の大部分は耕地化され,東のケルチ海峡にのぞむケルチに大鉄鉱床があり,鉄鉱石の採掘が盛んである。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by