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けわい ケワイ

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デジタル大辞泉の解説

け‐わい〔‐はひ〕

《「気(け)這(は)ひ」の意。「気配」の字を当てて現代では「けはい」という》
漠然と感じられる物事のようす。雰囲気。特に、音・声・においなどによって感じられる物事のようす。また、その音やにおいなど。
「秋の―の立つままに」〈紫式部日記
立ち居振る舞い・動作などから受ける印象。また、その人のようすから察せられる人柄や品位。
「人の―も、けざやかに気高く」〈・帚木〉
死んだり離ればなれになったりしても感じられる、その人の面影・名残。→気配(けはい)
「過ぎにし親の御―とまれる古里ながら」〈・帚木〉

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

けわい

〔現代では、「気配」の字を当てて「けはい」という〕
視覚的な「けしき」に対して、聴覚的・雰囲気的な感じをいう語。
音・におい・感触などによって感じられる様子。 「げに雨降る-しつるぞかし/枕草子 278」 「 -しるく、さと匂ひたるに/源氏 賢木」 「手さぐりの細く小さき程、髪のいと長からざりし-の、さま通ひたるも/源氏 空蟬
どこということなく漠然と受ける感じ。雰囲気。風情。 「秋の-立つままに/紫式部日記」
人間の言葉や動作から感じられる品格。ものごしから受ける感じ。 「大方の気色、人の-も、けざやかに気高く/源氏 帚木
実体がなくなったあとに残された影響や面影。名残。 「過ぎにし親の御-とまれる故郷ながら/源氏 帚木」 〔「けわい(けはひ)」の「け」は「け(気)」か。「わい(はひ)」は四段動詞「這う」の名詞形で、一面に広がることの意かという〕 → けはい(気配)

出典|三省堂
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