翻訳|gatekeeper
自殺の危険を示すサインを見逃さず、適切な対応をする役割を果たす人のこと。地域や職場などで悩んでいる人に声をかけて話を聞き、専門機関で必要な支援が受けられるように勧めたり、その後の経過を見守ったりする。ゲートキーパーは英語で門番を意味し、軍事や金融、ITなどの分野では、見張りや監視をする職務や装置の名称としても使われている。
内閣府では2007年(平成19)6月に発表した自殺総合対策大綱の重点施策として、ゲートキーパーの養成を掲げた。養成の対象者は、地域の診療所の医師(かかりつけ医)や教職員、保健師、看護師、ケアマネージャー、民生委員、児童委員、各種の相談窓口担当者などで、地域で多くの人と交流する機会が多い職務につく人に研修を実施している。これまで世界保健機構(WHO)や、多くの国々で人材を養成し、自殺防止につなげている。
ゲートキーパーは、専門の資格や免許を得てつく職業ではない。自治体や地方公共団体が実施している養成研修会を受講し、専門知識や対処方法を学んだうえで、身近な環境で自殺対策を支援する啓発活動を担う。研修には、講演会などを中心にした一般市民向けのものと、自殺対策の専門的な知識の向上を図るため、おもに自治体の窓口担当の職員などが受講する専門家向けのものがある。
[編集部]
(2020-10-15)
出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報
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