サイトカインストーム

デジタル大辞泉 「サイトカインストーム」の意味・読み・例文・類語

サイトカイン‐ストーム(cytokine storm)

免疫システムが過剰に反応し、炎症性サイトカインが血中に大量に分泌された状態全身血管臓器障害を起こし、多臓器不全に至ることもある。免疫療法副作用敗血症インフルエンザなど重篤な感染症で引き起こされることがある。高サイトカイン血症。→サイトカイン放出症候群

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「サイトカインストーム」の解説

サイトカインストーム

免疫機能を強化したり抑制したりする生理活性物質サイトカイン」が、過剰に放出される現象。免疫の暴走とも言われる。サイトカインは白血球など免疫機能に関わる細胞から分泌されるタンパク質総称で、細胞間の情報伝達を担う。細胞の増殖分化などに関わるインターロイキンや、ウイルスの増殖を抑制するインターフェロンなどが有名。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android