デジタル大辞泉 「サバン症候群」の意味・読み・例文・類語 サバン‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【サバン症候群】 《savant syndrome;〈フランス〉savantは、賢人の意》自閉症や知的障害をもちながら、ある特定の分野で非常に卓越した才能を発揮する症状の総称。男性に多く、記憶力・音楽演奏・絵画などにおいて天才的な能力をもつ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サバン症候群」の意味・わかりやすい解説 サバン症候群サバンしょうこうぐんsavant syndrome 知能が標準以下の人や重度の情緒障害(→情動)をもつ人が,特定の分野にかぎって卓越した才能を発揮するまれな症状。たとえば,多くの桁の暗算を瞬時にこなす,一度聞いただけで長い楽曲を演奏できる,複雑な機械をなにも参照せずに修理できるなど,数学,音楽,美術,機械などの分野で才能を示す。幼児自閉症の人の約 10%がサバン症候群である。知的障害をもつ人にもみられるが,発症率ははるかに低い。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by