現代外国人名録2016 「サムシェパード」の解説
サム シェパード
Sam Shepard
- 職業・肩書
- 劇作家,俳優,脚本家,映画監督
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1943年11月5日
- 出生地
- イリノイ州フォート・シェリダン
- 本名
- シェパード・ロジャーズ,サミュエル〈Shepard Rogers,Samuel〉
- 受賞
- ピュリッツァー賞(戯曲部門)〔1979年〕「埋められた子供」,オビー賞〔1966年・1967年・1968年・1973年・1978年〕,オビー賞特別賞〔1979年〕,ニューヨーク演劇批評家協会賞最優秀劇曲賞〔1986年〕
- 経歴
- ベケットの「ゴドーを待ちながら」を読んで演劇を志し、大学を3学期でやめて、旅まわりの小劇団に所属。1963年劇団の東部公演を機に、ニューヨークに出て種々の仕事を体験。’64年に書きあげた処女戯曲「カウボーイズ」が次作の「ザ・ロック・ガーデン」とともに創世劇場で上演され劇作家としてデビュー。’67年処女長編「ラ・トゥリスタ」を発表、以後次々に独創的な作品を世に送り、“ニュー・ジェネレーション”の劇作家として認められる。’74年からサンフランシスコのマジック劇場の専属劇作家となる。演出も手がける。主な作品に「犯罪の歯」(’72年)、「殺人者の首」(’75年)、「飢えた階級の呪い」「埋められた子供」(’78年)、「真の西部」(’80年)、「フール・フォア・ラヴ」(’83年)、「ライ・オブ・ザ・マインド」(’85年)などがある。一方、’78年「天国の日々」で俳優として映画デビュー。「復活」「ぼろっちい男」「フランセス」を経て、’83年「ライト・スタッフ」で脚光を浴び、アカデミー賞助演男優賞候補となる。他の映画出演作品に「ペリカン文書」(’93年)、「ヒマラヤ杉に降る雪」(’99年)など。また、ヴィム・ヴェンダース監督作品「パリ、テキサス」ではシナリオを手がけ、’90年には「ファーノース」で映画初監督。著書に自伝的エッセイ集「モーテル・クロニクルズ」(’82年)など。’82年〜2009年女優のジェシカ・ラングと共同生活を送った。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報