日本大百科全書(ニッポニカ) 「ザウアークラウト」の意味・わかりやすい解説
ザウアークラウト
ざうあーくらうと
Sauerkraut ドイツ語
サワークラウトともいう。キャベツの薄塩漬け。ドイツをはじめ南フランス、ハンガリー、北スイス、旧ソ連地域に至るまで、ザウアークラウトが食べられているが、とくにドイツ人はこれをよく食べる。ソーセージや豚肉料理の付け合せとして、またザウアークラウトと豚肉の塩漬け、薫製肉などを煮込み、ジャガイモを添えた料理をよくつくる。日本では普通、酢漬けキャベツとよんでいるが、実際には薄塩漬けであり、発酵してあの酸味が出るのである。
[エリーゼ・ケテル]