共同通信ニュース用語解説 「シアトル・マリナーズ」の解説
シアトル・マリナーズ
1977年の球団数拡張で誕生したア・リーグ西地区の球団。95年に初めて地区優勝し、2001年には新人だったイチローの活躍などでレギュラーシーズン116勝を挙げて地区制覇。この年が最後のプレーオフ進出で、ワールドシリーズ出場はない。日本選手はイチローのほか
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1977年の球団数拡張で誕生したア・リーグ西地区の球団。95年に初めて地区優勝し、2001年には新人だったイチローの活躍などでレギュラーシーズン116勝を挙げて地区制覇。この年が最後のプレーオフ進出で、ワールドシリーズ出場はない。日本選手はイチローのほか
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アメリカのプロ野球球団。アメリカン・リーグ所属(西地区)。フランチャイズをワシントン州シアトルに置き、セーフコ・フィールドを本拠地としている。
2地区制の導入とともに両リーグで球団数の拡張が行われた1969年に新球団として発足したシアトル・パイロッツが、1年限りでミルウォーキーへ移転してブリュワーズとなり、シアトルに大リーグ球団は不在となった。その後、アメリカン・リーグの球団数拡張が行われた1977年に現名称で新球団として誕生し、西地区に配属された。家庭用レジャー機器メーカーの任天堂が1992年から資本参入。ルー・ピネラLou Piniella(1943― )が監督となった1993年に82勝80敗で初めて勝ち越しに成功した。両リーグ3地区制が導入された1994年からも西地区の所属。1995年には、好打者エドガー・マルチネスが2回目の首位打者となり、ケン・グリフィー・ジュニアも強打を発揮、また豪球左腕ランディー・ジョンソンが最優秀防御率と奪三振王の二冠でサイ・ヤング賞を受賞し、球団史上初の地区優勝。ディビジョン・シリーズでもニューヨーク・ヤンキースを降したが、クリーブランド・インディアンスに敗れてリーグ優勝はできなかった。1997年に2回目の地区優勝。グリフィーが本塁打と打点の二冠王となり最優秀選手(MVP)を受賞したうえに、強打の遊撃手アレックス・ロドリゲスも台頭し、強力打線を形成した。だが、ディビジョン・シリーズではボルティモア・オリオールズに勝てなかった。その後、1998年途中でジョンソン、7月に現本拠地が開場した1999年限りでグリフィー、2000年を最後にロドリゲスと主力を次々に放出。かわって、2000年から佐々木主浩(かづひろ)、2001年からイチローと日本人選手を加えた。2000年は佐々木が新人王となり、チームはワイルドカード(リーグごとに各地区優勝チーム以外の最高勝率チームに与えられるプレーオフ進出の権利)、2001年はイチローが新人王とMVPを同時受賞する活躍でチームは史上最多タイ記録となる116勝をマークして地区優勝した。しかし、両年ともヤンキースに勝てずリーグ優勝はできなかった。2003年は2位。翌2004年にはイチローがシーズン最多記録となる262安打を放ちひとり気を吐いたが、チームは63勝99敗と大きく負け越して最下位に終わった。
[山下 健]
チームは低迷を続け、2005年、2006年ともに最下位に終わり、3年連続の最下位となった。なお、2006年には日本人初の捕手として城島健司(じょうじまけんじ)が福岡ソフトバンクホークスから移籍した。2007年は4年ぶりに勝率5割を超え、2位。なお、そのほか日本人選手では、長谷川滋利(しげとし)投手(2002~2005年)らがプレー。
1969年から2011年までの通算成績は、2589勝2956敗、地区優勝3回、リーグ優勝0回、ワールド・シリーズ優勝0回。
[編集部]
『ウインズ出版編・刊『シアトル・マリナーズ完全ガイド』(2001)』▽『シアトル・ポスト・インテリジェンサー編『マリナーズ2001 メジャーリーグ最強のチーム偉大なる記録』(2002・誠文堂新光社)』
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