デジタル大辞泉 「シックビル症候群」の意味・読み・例文・類語 シックビル‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【シックビル症候群】 《sick building syndrome》閉め切りビル症候群。エアコンの普及で一年中窓を閉め切り、新鮮な空気の導入が少ないビルで働く人々に現れるさまざまな症状。頭痛・吐き気、目やのどの痛みのほか、女性では生理不順になることもある。喫煙による空気の汚れ、一酸化炭素と二酸化炭素の増加、カーテンや塗料などのインテリア製品から発生するホルムアルデヒドなどが原因とされる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シックビル症候群」の意味・わかりやすい解説 シックビル症候群シックルビルしょうこうぐんsick-building syndrome 断熱性能が高く,空調にも再循環システムを利用するなど,新鮮な空気の入替えが少ないビルで働く人にさまざまな症状を引起す状態のこと。一酸化炭素,二酸化炭素のほか建築材料,塗料などから発生するホルムアルデヒドやトルエンなどの有害物質も原因とみられる。症状は鼻や目の刺激,頭痛,疲労,のどや皮膚の乾燥などのほか,女性では生理不順を訴える場合もある。 1991年以降アメリカで問題になったもので,ビルの 20~30%以上が健康に悪いとの報告もある。このため,室内の汚染状況を専門家が調べるビル診断という分野も生まれた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「シックビル症候群」の意味・わかりやすい解説 シックビル症候群【シックビルしょうこうぐん】 →シックハウス症候群 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by