日本大百科全書(ニッポニカ) 「シトレンジ」の意味・わかりやすい解説 シトレンジしとれんじcitrange オレンジ類とカラタチとの雑種の総称。またシトレンジとキンカンとの雑種をシトレンジカットとよぶ。いずれも柑橘(かんきつ)類の台木として用いられるもので、多数の組合せがあり、アメリカでの育種が進んでいる。ラスクシトレンジはスイートオレンジとカラタチとの雑種で、早生(わせ)や普通系の温州(うんしゅう)ミカンの台木としてよく用いられる。トロイヤーシトレンジはワシントンネーブルとカラタチとの雑種で、柑橘類ウイルスの一種であるトリステザウイルスに強い。[飯塚宗夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例