シュエダゴンパゴダ(読み)シュエダゴンパゴダ(その他表記)Shwedagon Pagoda

デジタル大辞泉 「シュエダゴンパゴダ」の意味・読み・例文・類語

シュエダゴン‐パゴダ(Shwe Dagon Pagoda)

ミャンマーの旧首都ヤンゴンにある仏教寺院。市街中心部、シングッダヤの丘の上に位置する。高さ約100メートルの仏塔を中心として、周囲に60余りの小仏塔や廟が並ぶ。仏塔の頂部には76カラットのダイヤモンドをはじめ、ルビーサファイアなどの宝石による装飾が施されている。シュエダゴンパヤー

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世界の観光地名がわかる事典 「シュエダゴンパゴダ」の解説

シュエダゴンパゴダ【シュエダゴンパゴダ】
Shwedagon Pagoda

ミャンマー最大の都市ヤンゴン(ラングーン)市街中心部の北にある、小高い丘の上に建つ寺院。高さ100m弱とミャンマー最大規模で、最も名高いパゴダ(仏塔)として同国のシンボル的存在になっている。周囲433mの基底部を持つパゴダの最頂部には、76カラットのダイヤモンドを中心に総計5451個のダイヤモンド、2317個のルビー、サファイア、翡翠(ひすい)などの宝石が散りばめられている。この巨大なパゴダが大小66個のパゴダに囲まれて建つ姿は壮観といわれる。この寺院の起源は、約2500年前に、とある商人釈迦の聖髪を奉納したことにさかのぼるといわれている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「シュエダゴンパゴダ」の意味・わかりやすい解説

シュエダゴン・パゴダ
しゅえだごんぱごだ
Shwe Dagon Pagoda

ミャンマー(ビルマ)第一の都市、ヤンゴン(ラングーン)にある同国最大の仏塔。丘の上に金色に輝く高さ99メートルの仏塔がそびえる。釈迦(しゃか)の毛髪8本が納められていると伝えられ、歴代のビルマ王が献じたルビー、サファイア、ダイヤモンドなどの宝石数千個が塔の最上部にはめ込まれている。四方から階段状の廊下のようになって通じている参道両側には、お供えの花や線香、仏塔に張り付ける金箔(きんぱく)などを売る店が並び、参詣(さんけい)の人々でいつもにぎわっている。

[紅山雪夫]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュエダゴンパゴダ」の意味・わかりやすい解説

シュエダゴン・パゴダ
Shwedagon Pagoda

シェダゴン・パヤともいう。ミャンマー (ビルマ) ,ヤンゴン市にある仏塔。 1057年アノーラター王の創建時には 9mほどの仏塔が建設されただけだったが,その後増築が重ねられ,1768年の増築によって現在の形となった。高さ 113m,下端直経 134m,先細りの円錐形をした大規模なもので,金色に輝く優美な姿は,ビルマ仏教徒の信仰の中心となっている。煉瓦造建築の表面装飾には金 25t,銀 100tを要したといわれている。

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