ドイツ北東部の港湾都市。1949~90年は旧東ドイツに属した。シュトラルズント海峡を挟んでリューゲン島に面する。人口6万0700(2000)。都心部にはマリエン教会(13~14世紀)、ニコラス教会(14世紀)、市庁舎(13~14世紀)などのれんが造りゴシック建築が多い。造船所があり、2500トン級の大西洋型の漁船が建造されている。ほかに製糖、醸造業がある。リューゲン島へは海峡上に土手が築かれ、鉄道と道路が通じ、ベルリンとスウェーデンを結ぶ連絡通路になっている。13世紀初頭以来の古い町で、1278年ハンザ同盟に加盟。1648~1814年スウェーデン領、1814年デンマーク領、1815年からプロイセン領。第二次世界大戦中に被害を受けたが、中世のゴシック式教会や市庁舎が残る。
[佐々木博]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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