デジタル大辞泉 「じゃじゃ馬」の意味・読み・例文・類語 じゃじゃ‐うま【じゃじゃ馬】 1 人になかなか慣れないあばれ馬。2 性質が激しく、わがままで好き勝手に振る舞う女性。「じゃじゃ馬娘」[類語]おてんば・はすっぱ・おきゃん・尻軽・ボーイッシュ・ギャルソンヌ・フラッパー・マスキュリン・蓮葉はすは・あばずれ・跳ね返り・跳ねっ返り・男勝り・小こ悪魔・ずべ・ずべ公 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「じゃじゃ馬」の意味・読み・例文・類語 じゃじゃ‐うま【じゃじゃ馬】 〘 名詞 〙① 人に慣れないあばれ馬。荒馬。駻馬(かんば)。[初出の実例]「邪々馬に神主一人引のせて 夜前ふしぎの夢の御たづね」(出典:俳諧・西鶴大句数(1677)八)② ( 比喩的に ) 性質が激しくて、他人の言うことを聞かずに暴れまわる者。あばれ者。[初出の実例]「金山は立ち姿少じゃじゃ馬也」(出典:評判記・長崎土産(1681)三)「挨拶人も一群に、まくり立てたるじゃじゃ馬(ウマ)親仁」(出典:歌舞伎・和布苅神事(1773)二)③ 特に、夫や目上の者などの言うことを聞かないおてんばな女。[初出の実例]「じゃじゃ馬とかくれんぼうのわるくるひ〈乙州〉」(出典:俳諧・とてしも(1703))じゃじゃ馬の補助注記「じゃじゃ」は元来は「じやじや」という擬声語。「ロドリゲス日本大文典」には「虫がやかましく鳴く」といった意味を表わすと記されている。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例