尻軽(読み)シリガル

デジタル大辞泉 「尻軽」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「尻軽」の意味・読み・例文・類語

しり‐がる【尻軽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 尻の軽いこと。起居の活発なこと。身軽なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「身拵へ取いそぎ、駕籠待兼(まちかね)(シリ)がるに乗移りて」(出典浮世草子好色一代女(1686)一)
  3. 振舞いのかるがるしいこと。かるはずみ。
  4. 多情なこと。特に、女の、浮気なこと。
    1. [初出の実例]「そふからはかしづくべきなり。世のしりがるなるをんなにきかせてしがな」(出典:仮名草子・御伽物語(1678)二)

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