じゃりじゃり(読み)ジャリジャリ

デジタル大辞泉 「じゃりじゃり」の意味・読み・例文・類語

じゃり‐じゃり

[副](スル) 細かくかたい粒状のものがきしる音、また、手ざわり・舌ざわりのざらざらした感じを表す語。「船底じゃりじゃり(と)小石をかむ」「あごをなでると、不精ひげがじゃりじゃり(と)する」
[形動][文][ナリ]細かくかたい粒状のものに触れて、荒く感じるさま。「砂で口の中がじゃりじゃりだ」
[類語]しゃらしゃらしゃりしゃりざりざりざらざらがりがりざらりぷちぷちぶつぶつつぶつぶぼつぼついぼいぼざらつくじゃらじゃら

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精選版 日本国語大辞典 「じゃりじゃり」の意味・読み・例文・類語

じゃり‐じゃり

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 小石、砂などが触れ合ってきしる音や砂などを噛んだりした時の音などを表わす語。また、手ざわりのざらざらした感じにもいう。
    1. [初出の実例]「松の皮ですいたぞ。じゃりじゃりとうすうてうすあかうて香うあったぞ」(出典:玉塵抄(1563)一六)
    2. 「埃で足がじゃりじゃりする会場には」(出典:ノリソダ騒動記(1952‐53)〈杉浦明平〉二)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 物の上に散った砂などに触れたときの感じをいう語。「家中ジャリジャリになった」

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