じゃらじゃら(読み)ジャラジャラ

デジタル大辞泉 「じゃらじゃら」の意味・読み・例文・類語

じゃら‐じゃら

[副](スル)
金属などの硬くて小さい物がたくさん触れ合ってたてる音を表す語。「ポケット小銭じゃらじゃらさせる」
なまめかしく、いやらしい感じがするさま。だらしなくじゃれかかるさま。でれでれ。「じゃらじゃらとしなだれかかる」「人前じゃらじゃらする」
べらべらと無駄口をたたくさま。
「若い手代をとらへては―とてんがう口」〈浮・娘気質・三〉
[類語](1しゃらしゃらしゃりしゃりじゃりじゃりざりざりざらざらがりがりざらりちゃらちゃらちゃりんちりんちりんがちゃがちゃかちゃかちゃがたりかたんがたんかたかたがたがたかたことがたごとことことごとごとことりごとりことんごとんこんこんこんごんごんがつんこつんごつんかちりかちかちこつこつどんとんとんとんどんどんかちゃりがちゃりかちゃんがちゃんかちんがちんからからがらがらがらりかんかんがんがんどたどたどかどかどっとどすどすどしどしばんばんどてんどたんどたりすとんずどんずしんずしりどすんどさりどしりどかんどしんばあんぱあんぱたりばたりばたんぼおんぽおんぽんとぽんぽこぼこぼこぽこぽこぽくぽくちんちん/(2べたべたいちゃつくあつあついちゃいちゃラブラブべたつく戯れる戯れ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「じゃらじゃら」の意味・読み・例文・類語

じゃら‐じゃら

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある。古くは「ぢゃらぢゃら」とも表記 )
  2. 小石、銭などのような小さく堅いものがたくさん触れ合ってたてる音を表わす語。
    1. [初出の実例]「釣銭をぢゃらぢゃらさせながら」(出典:春潮(1903)〈田山花袋〉五)
  3. ふざけるさま、でれでれと戯れかかるさまなどを表わす語。また、動作ばかりでなく、べらべらと無駄口をきいたり、みだらなことを言ったりするさまなどにもいう。じゃらくら
    1. [初出の実例]「こなたがとまると云はがてんがいかぬと思ひ来れば、若衆とじゃらじゃらゆへじゃ」(出典:歌舞伎・けいせい弘誓船(1700))
    2. 「その男が外の女(をなご)はんにぢゃらぢゃらしやはるのを」(出典:大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉八)
  4. 派手に着飾るさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「お前、猶(ま)だジャラジャラとお洒落(しゃらく)(し)足りねヱだナ」(出典:湯女(1898)〈内田魯庵〉)

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