現代外国人名録2016 「ジャレドダイアモンド」の解説
ジャレド ダイアモンド
Jared Diamond
- 職業・肩書
- 進化生物学者 カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1937年9月10日
- 出身地
- マサチューセッツ州ボストン
- 本名
- ダイアモンド,ジャレド・メイスン〈Diamond,Jared Mason〉
- 専門
- 生物地理学, 生理学, 人類史, 言語学
- 学歴
- ハーバード大学(生物学)〔1958年〕卒
- 学位
- 生理学博士(ケンブリッジ大学)〔1961年〕
- 資格
- 米国芸術科学アカデミー会員
- 受賞
- ピュリッツァー賞〔1998年〕「銃・病原菌・鉄」,コスモス国際賞(第6回)〔1998年〕「銃・病原菌・鉄」
- 経歴
- 1962年ハーバード大学ジュニアフェロー、’64年鳥類研究のためニューギニアへ。’66年カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部生理学教授、2001年同大地理学部教授に就任。生理学、特に生体における膜の透過の問題に関する分子生理学的研究で成果を上げる一方、趣味のバードウォッチングが高じ、鳥類研究を開始。主にニューギニアでフィールドワークを行い、ニューギニアの鳥類に関する集合規則や人の移入に伴う鳥類や他の動物の絶滅についての論文など多くの研究を発表。ニューギニアにおける鳥類の研究の中で、多くの地元民との交流を通して彼らから強いインパクトを受け、その興味は鳥類学から人類生態学へと発展した。1997年長年にわたるフィールド研究の延長上に生まれた著書「銃・病原菌・鉄」を刊行。翌’98年ピュリッツァー賞とコスモス国際賞を受賞し、世界的な話題の書となり、科学分野のノンフィクションとしては異例のロングセラーを記録した。2005年に発表した「文明崩壊」は、異なる過程を経て滅びた大小さまざまな社会を検証しつつ現代への警鐘とし世界的ベストセラーとなる。他の著書に「人間はどこまでチンパンジーか?」「セックスはなぜ楽しいか」「昨日までの世界―文明の源流と人類の未来」など。親族に日本人がいることなどから、日本にも深い関心を持つ。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報