現代外国人名録2016 の解説
ジャン・ポール ベルモンド
Jean-Paul Belmondo
- 職業・肩書
- 俳優
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1933年4月9日
- 出生地
- ヌイイ・シュル・セーヌ
- 学歴
- パリ・コンセルヴァトワール〔1956年〕卒
- 受賞
- セザール賞男優賞(第14回)〔1988年〕「甘やかされた子供の遍歴」
- 経歴
- 父は彫刻家、母は画家。少年時代からスポーツに熱中していたが、やがて俳優を志すようになる。1956年コンセルヴァトワールを優秀な成績で卒業。地方巡業の舞台に立った後、パリに戻り「シーザーとクレオパトラ」「オスカー」などで独特の個性と演技力が注目された。’57年「歩いて馬で自動車で」で映画デビュー。’59年クロード・シャブロルの「二重の鍵」から認められるようになり、続くゴダール監督の「勝手にしやがれ」(’59年)で一躍国際的な人気を得る。以後、ゴダール、シャブロル、トリュフォー、ルイ・マルらヌーベルバーグの監督たちに重用された。他に「気狂いピエロ」(’65年)などがある。一方、’60年代からは娯楽アクションのジャンルに踏み出しフィリップ・ド・ブロカ監督による「大盗賊」(’62)「リオの男」(’64)「カトマンズの男」(’65)などでエンターテイメント・スターとしての地位も確立。’63〜66年フランス俳優組合委員長。近年は映画より舞台活動に専念。’91年パリで最も古い劇場・パリエテ座を購入、俳優業と劇場経営の二足のわらじを歩むことになる。’92年代表作の「シラノ・ド・ベルジュラック」公演で初来日。“ベベル(Bébel)”の愛称で親しまれる国民的人気俳優。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報