スイショウ(読み)すいしよう

日本歴史地名大系 「スイショウ」の解説

スイショウ
すいしよう

漢字表記地名「水晶」のもとになったアイヌ語に由来する地名(島名)。天保郷帳には「東地嶋々之分」の「子モロ持場」のうちに「スイシヨウ」とみえ、島は近代に入り珸瑶瑁ごようまい村に包含された。仮名表記は「スイシヨウ」のほか「スイシヨ」(「蝦夷拾遺」「東行漫筆」など)、「スイシヤウ」(「蝦夷日誌」一編、「行程記」、「戊午日誌」能都之也布誌)、「シイシヤウ」(「蝦夷日誌」一編)もある。「蝦夷拾遺」に「スイシヨ商船寄之泊あり」とあるが、無人島と記される。「蝦夷日誌」(一編)に「周廻七里廿六丁十九間と聞。此島五湾五岬梅花の形ににたり。

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普及版 字通 「スイショウ」の読み・字形・画数・意味

【翠】すいしよう(しやう)

青々とした峰。宋・舜欽〔越州雲門寺〕詩 合して、白雲を封じ 中にり、三をと爲す

字通「翠」の項目を見る

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百科事典マイペディア 「スイショウ」の意味・わかりやすい解説

スイショウ(水松)【スイショウ】

イヌスギとも。スギ科の落葉高木。中国南東部の水辺,沼沢地,河岸などにはえる。葉は幼木では扁平線形,成木短枝では鎌状針形,長枝では鱗片状となる。果実は頂生し長倒卵形で,鱗片は瓦が重なったようである。日本では暖地の植物園などでまれに植えられる。

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世界大百科事典(旧版)内のスイショウの言及

【メタセコイア】より

…白亜紀と第三紀の化石種は多く知られているが,現生はこのただ1種のみである。 同じスギ科のスイショウ(水松)Glyptostrobus pensilis (Staunt.) K.Kochも1属1種の落葉高木であるが,葉は互生し,球果は倒卵形で,果鱗が楯形にならず,その先が6~9裂する。水湿地に生え,幹の基部が太くなって空隙(くうげき)が多く,かつてコルクの代用に使われた。…

※「スイショウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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