ステルリタマク(その他表記)Sterlitamak

デジタル大辞泉 「ステルリタマク」の意味・読み・例文・類語

ステルリタマク(Sterlitamak/Стерлитамак)

ロシア連邦バシコルトスタン共和国都市ウラル山脈南部、ステルリヤ川とベーラヤ川合流点に位置し、18世紀半ばに塩などの積み替え地になった。第二次大戦後、第2バクー油田(ボルガウラル油田)の工業都市として発展

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ステルリタマク」の意味・わかりやすい解説

ステルリタマク
Sterlitamak

ロシア西部,バシコルトスタン共和国の都市。共和国首都ウファの南約 120km,ステルリャ川がベーラヤ川に流入する地点にある河港都市。 18世紀に建設されたが,市の発展はロシア革命後で,ウラル地方の工業化とともに重要な地位を占めるようになった。特に第2次世界大戦後,ボルガ=ウラル油田の開発で急速に発展。現在,石油精製が行われるほか,機械 (石油工業用設備,建設機械) ,合成ゴムソーダセメント皮革,製粉などの工場が立地する。教育大学がある。ウファと鉄道ハイウェーで連絡。人口 27万3432(2010)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ステルリタマク」の意味・わかりやすい解説

ステルリタマク
すてるりたまく
Стерлитамак/Sterlitamak

ロシア連邦中西部、バシコルトスタン共和国の都市。ステルリヤ川がベーラヤ川に合流する地点にある。人口26万3600(1999)。ボルガ・ウラル油田地帯の工業都市で、第二次世界大戦後、急速に発展した。主要工業は精油、合成ゴム、機械(ボール盤、石油工業用設備)、建設資材、皮革、食品工業である。市は18世紀中ごろにつくられ、長らくベーラヤ川を航行する船の貨物の積み換え地であった。教育大学がある。

[中村泰三]

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百科事典マイペディア 「ステルリタマク」の意味・わかりやすい解説

ステルリタマク

ロシア,ウラル山脈南部,バシコルトスタン共和国(旧バシキール自治共和国)の都市。化学,機械,食料品,皮革,木材加工などの工業が行われる。1766年塩をカマ川ボルガ川へ運ぶための基地としてベラヤ川河岸に創設。27万635人(2009)。

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